大森靖子 マジックミラー/さっちゃんのセクシーカレー
女性が強い主張をするのが好きだ。そんなシーンにでくわすとなんだか涙がでてしまう。そんな前提の上での話ではあるのだけれど。
無力無善寺でキャリアをスタートしたところに尋常じゃないシンパシーを感じるのだけど、とりあえず彼女はただのイロモノではない。たった一人だけでの演奏においても、聴き手を満足させる能力を持っている。弾き語りは人間力なのだ。その人間以上の実力は出ない。技術論もふくめてね。
【謎の感動】大森靖子 LIVE @ TIF2013 【ニコ生コメント付】
この動画にその魅力のすべてが詰まっていると思う。あんまり興味がなくても最後にアカペラで歌う曲だけは聴いてほしい。ちょっとしたモンスターだと思う。これは、できない。ニコ生の歌い手に明日やってみせろと言っても、それは無理だよ。技術論を超越してなんぼ。この動画は、アイドルイベントにでたアンダーグラウンドの女の子って位置付けで見てくれてOKだと思う。この子こんななのにメジャー志向なんだよね。今はエイベックスと契約してるし。
食戟のソーマのEDになっていた曲がカップリングのさっちゃんのセクシーカレー。おれ実際の放送で何回か泣いた。
銀色のナイフで 春を切り刻んで
今日はどんな味の 退屈を食べたの
こんな田舎で ぼくより強いひとに
はじめて会って 嬉しかったよ
なんかすごくいいと思う。まさに小並感。
シュタインズゲート STEINS;GATE
ずっとパンク音楽をやってたんです。初めて女に振られた反動で、パンク音楽を初めて振られて悲しい、悲しいって歌っていたらいつの間にか人が周りに集まってきて、それがイベントになって、いつのまにかそれがおれのプライドになって、勘違いして、上京して、失敗して・・・
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した(一回やりたかった)
初めて「かまいたちの夜」をやったのは確か高校生の頃だった。弟と一緒にやった。はまって全部のエンディングを見るまでやった。ふえーおもしれえな、サウンドノベルってすげーな、ってなってそこからは色んなサウンドノベルをやった。だから「街」にリアルタイムで出会えた。それまであんなに面白いゲームやったことなかった。昔はフローチャートなんてなかったから、必死でザッピングポイントをおれがメモして、弟がプレイするみたいな夜が続いた。最高だった。ダンカン最高。北陽かわいい。
少し時間は流れて、音楽を初めて、上京して、んで失敗した。ある日の退屈な休日に弟から電話が来た。
「ひぐらしのなく頃にって知ってる?」
どうやらあらゆるサウンドノベルをやり尽くした弟は同人ゲームに手を出したらしい。体験版をやったらはまっちゃって、今から虎の穴というヤバイ場所に行くという。だがおれは違うから!ロリコンじゃないから!といった内容の電話だった。後日ゲームのCD-ROMを渡された。やってみろと言われた。やってみたらドン引きした。イラストが下手!背景処理が下手!誤字多すぎ!しかしストーリーに惹かれて、最終的には二十四時間寝ずにプレイしていた。面白い。やばい。オタクやばい。いろいろ調べてみたら、年に二回オタクのお祭りがあってそこで新作を発表しているらしい。(コミケのこと)
正直敗北感があったよ。そんなペースでものを作れるなんて。おれはクリエイティヴな業界の学校に通っていたが、そんなペースで作れるやつはそうそういなかった。
んでひぐらしのアニメ見るようになって、あれこれあって、あっという間にオタクにジョブチェンジした。銀魂おもしれー!とらドラ!おもしれー!つって、にわかライフを満喫していて、んでシュタゲをアニメで見た。どちらかというとギャルゲっぽいと聞いていたので敬遠してゲームはプレイしていなかったのだ。もともと映画が大好きで、なおかつSFが好きだったおれはシュタゲにはまり、アニメの一話をみた後でゲームを始め、アニメより先にゲームの方でエンディングを迎えた。いやー面白かった。ひぐらしほどじゃないけど面白かった。厨二病という言葉にそこで初めて出会った。
でもね、アニメの最終回で物語に没頭していく中で、凶馬が大見栄を切ったシーンをみて、はっとしたんだ。
おれがステージの上から見ていた風景は、厨二病の凶馬が見ていた風景と大差ないんじゃないか。音楽で世界を変えてやるなんて大見得を切ってるパンクスと、世界の支配構造を変えようとしている凶馬に、どれだけの違いがあるというのか?
正直ショックだったね。価値観がひっくり返った。線を引いておれは大丈夫って思い込もうとしてたのかな?って感じた。
自分の醜い部分を、逆説的に見せつけられた想いでした。
差別はだめだ!ヘイトスピーチはやめろ!と所謂あの頃、パンクの人たちは行動を起こしたけど、結局双方線を引いて罵り合ってるだけじゃね?って感じたんだよね。もちろん双方の主張は理解できるんだけど、話し合うほど個人的なところでエキサイトするから、ほんとは論点はそこじゃないんだよね。話し合えば話し合うほど両者は離れていく。ヘイトとか関係ない。オタクとパンクスの価値観の喧嘩なんだよね。だからあの喧嘩に意味はない。ロジカルに差別を語ったところで何も解決しない。自分自身の話を双方がしないと。腹割って話せなかった時点で両者痛み分けにしかならないよ。どっちが悪いって話じゃなくてね。
・・・あれこれ語ったけど、エンターテインメントとしてまじでお勧め出来る作品です。末広町に住んでみたいなあ。
チチチチ
あまりに理解できないものを見た時に、ぽかんとしてしまう事ってあるとおもうんですが、まさかおっさんになってそんな体験をするとは思いませんでした・・・。だけど、面白い。どこかMっ気があるおれは、強烈な自己の提示を見るときゅんとしてしまうのだ。
まず、面白いWEB漫画を探していて「旦那が何を言っているかわからない件」に出会い、この作者の漫画にはまった。この作者の漫画の世界はつながっていて、キャラクターが様々な作品に出演しているギミックが面白くて、いろいろエロエロ検索してみたらいつの間にかはまっていた。それらを読んでいる時から「ん?」と感じる部分もあったが、それが明確になったのがこの「チチチチ」だ。
この漫画の構造がとても複雑なのだ。
異常な巨乳の女の子が出てくる。しかし主人公の男性は、小さい。とても体が小さい。んで現実ではありえないセックス?をするのだ。まるで母と赤ん坊くらいの体の大きさで。
巨乳が好きな人なのか?違うと思う。それをショタだと俺は思ったけど、それは違う?
なら、単純に母性回帰なのか?だからこその異常な巨乳なのか?とにかく自分の中にはないものだから、興味が湧くが、知ろうとしてもまったく理解できないのだ。しかし、なんだかよくわからいエロさがある。とても魅力的なのだ。まるでクロスロードで悪魔と契約している気分だ。
作者の願望や性癖として、こういったものを内包しているのだとすれば、それはもうそれだけでとんでもない才能なわけで、そんなよくわからないものを振りかざして作品を作り続けるということは、ある種暴力に似たカタルシスがあり、やはり俺はきゅんとしてしまうのだ。
滅子によろしくアニメ化希望!もちろんあやねるで!!!!!!
パズドラ冒険4コマ パズドラま!
先日パズドラのログイン日数が千日を超えた。これほどお金と時間を吸い取られたゲームはこれまでの人生で存在しない。今はもう無課金勢として今まで育てたモンスターでプレイしているが、いわゆるガチ勢に近い位置まではやり込んでいた。いや、まあまあ近い位置までは・・・。いやいや、そこそこ・・・(略 そんな時によく見ていたのが、アップバンクが運営する攻略サイトだ。(しかしアップバンクはクソ。マックスむらいもくそ。と声を大にして言いたい。自分のことがまったく見えていない。信用できない。)そのサイトに日刊で掲載されていたのがこの漫画だ。今となっては攻略情報に全く興味がなく(情報が適当すぎてあてにならない)、この漫画のためだけに閲覧している。
この漫画は所謂WEB漫画である。そんな媒体、商売になるのか?とずっと思っていたのだが、この漫画は買ってしまった。一通り読んだ上でである。毎日心待ちにしてたんだ。んで面白かったんだよ。
このゲームを一生懸命にプレイして感じたことなのだが、パズドラが目指す地点は、恐らくポケモンみたいなところなんだろうと思う。それでこの漫画もそういった地点からぶれないように内容が構成されている。が、実際のところこの作者は変態なのである。恐らくショタ?と言われるジャンルの属性持ちだ。仕事だからクライアントが目指している地点を一緒に目指してはいるものの、匂いを隠しきれていないのである。そういうところが愛おしく感じるのだ。
偏りとか、違いとか、執着とかそういったものが作品に漏れ出している人の作品は素敵だ。むしろそういうものが見たくて、漫画を読んでいると言ってもいい。
一方で、クール教信者というWEB漫画作家がいる。作風、表現は違えどもあれも一種のショタコンなのではないだろうか。(逆ショタ?俺わかんない)しかもかなり強烈な表現でそういった性癖を表現している。自分が求められている媒体で暴れまわるショタコンと、自分のそういった部分をうまく包み込みながら勝負するショタコン。たまにそのコントラストに目眩がすることがあるんだよ。
デュワーズ ホワイト・ラベル Dewar's WHITE LABEL
どこかポップさすら感じるデザインのこのボトルは、安スコッチ界隈では有名なデュワーズ。色合いがどこかアメリカンというか、バーボンぽいというか、少なくともロイヤルな感じではないのである。ただ作り込みがいい。エンブレムはボトル自体に浮かして加工してたり、ラベル部分も細部まで気遣いをしているのが感じられる。バランスが素晴らしい。ボトルのデザインという部分では、安ウイスキーの中では一番好きだ。緑ではないけど。
デザイン面から書いてしまったが、味もなかなかのもの。癖がなく香りはも強くないのでスルスル飲める。俺はやったことないけどハイボールでもいいらしい。ただ俺はいわゆる正露丸みたいなスコッチが好きなのでどストライクではない。あっさりしすぎていてね。夏とかにハイボールでまた飲んでみようかな・・・。
中に詰まっているのがインバーハウスなら間違いなくこのボトルは常飲酒に決定なんだけどね。
ちなみに書きながら調べてみたら、アメリカでは超メジャーなスコッチらしい。バランタインとかにも引けを取らないとか。
やはりお前かアメリカ。
インバーハウス グリーンプレイド INVER HOUSE GREEN PLAID BLENDED SCOTCH WHISKY
緑のボトルのウイスキーって好きなんですよ。白州然り。ラフロイグ然り。部屋に置いておいてもなんかいい感じだし、緑好きだし。(なんかバカっぽい)緑色を見るとNOFXのFATMIKEの頭の色を思い出すおれはエアジャム世代。
白州みたいに爽やかな香りがしそうだが、中身はスコッチ。しかも千円前後で買えるよ。スモーキーさはあまり感じないけど、上品な甘みがあり、フルーティーな印象。梨みたいな感じ。飲みやすくってあっと言う間に飲みきってしまった。毎日飲む酒としては値段も含めて最高だと思う。この価格帯のウイスキーで味は一番好き。気取らない感じ。
ラベルは上品なんだけど、バランタインとかアイラのシングルモルトのボトルと比べると、あまり高級感はない。それがいいんだ。ボトルの色と色相で対比するエンブレムの赤。商品名の書体はイタリックを使ってるけど気取っている感じが皆無。キャップの頭にもエンブレムが付いててかわいいよ。
スコットランドのどこかの田舎町を旅して、現地の人と仲良くなり、一晩泊めてもらえる事になったら振舞われるウイスキーはこんな感じなんじゃなかろうか。きっとその時は、柱の陰からそばかすだらけのかわいい田舎娘が頬を赤らめておれの事を見つめているはずだ。(妄想)
バランタイン・ファイネスト Ballantines FINEST
勝率の高いスコッチ。もう五本目である。何と言っても安い。なんとなく聞いた事があった「バランタイン」という冠がついた商品が千円前後で購入できるのは凄いっ!って初めて買った時思った!コンビニとかでも買えるし何かと馴染みがある人も多いと思う。薄いベージュのラベルとキャップが示すように味はクリーミーで、ややスモーキーさを感じながら、バニラのような香りがする。バニラアイスと合わせて飲むと美味しいんだ。あとホワイトチョコなんかもいい。俺甘党だし。夜更けにストレートとかロックでちびちびまったりと飲むのが好きだ。
バランタインシリーズの中でもファイネストは特殊な技法で熟成させずに出荷しているのだそう。バーで飲んだ十二年とかと比べると平べったい感じがするが、同価格帯だとこれほどスコッチのいいところを再現できている商品はないんじゃないだろうか?
たまに、このウイスキーに限って、一口目であまり香りを感じない事がある。なにかつまんで食べると、それが呼び水になったかのように、ウイスキーの香りが強くなるような感覚になる。それはきっとあれだ。俺が鈍いからなんだろう?ああ。
呼び水といえば。水で割ったり、氷を入れたりしても風味が変わって美味しかった。こういうのあれだな、複雑っていうんだろうな。
あとキャップがプラスチック製なのだが、内側に赤い部品が付いていて、なんだかいい。閉じている時もちらっとだけ見えていて挿し色になっている。ロイヤルな赤!
俺の中でロビンマスクな印象だ。
ちなみに俺にとってスコッチだと意識して購入した初めてのウイスキーがファイネストだ。初めてのウイスキーとしても悪くないんじゃなかろうか。